○今日の映画

・「オープン・ウォーター」(ネタバレ注意!)
監督:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス
鑑賞場所:九段会館(試写会)
採点:5.5
感想:端的に言ってしまえば海に遭難して、サメに襲われてしまう話だ。遭難シーンが、音楽を用いていないため、波の音・揺れがリアルに感じられ、夜中の「暗さ」という恐怖が映像化されていて怖い。人間追い詰められた時、その人の人間性というものが出るというが、この映画でもそれが出ていた。映像としての恐怖だけでなく、精神的にも追い詰められてしまう怖さが描かれていた点、面白い。まったくもって後味が悪いので、それなりに覚悟して行かなければならない。思わず最後はため息を吐いてしまう。しかし、この映画終了時の観客のぐったり感こそが監督の狙いなのであろう。
元々の発端であるガイドのミスというのがひどい。常に人数確認は怠ってはいけないでしょ。これは団体行動でも言えること。私が常に人数把握を怠らないのは、ここに理由があります。まぁ、こんなシチュエーションなんてないでしょうけど。