○今日の映画

・「ナショナル・トレジャー」(ネタバレ注意!)
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジジョン・ボイトハーヴェイ・カイテルダイアン・クルーガーショーン・ビーンジャスティン・バーサ、クリストファー・ブラマー
鑑賞場所:新宿東亜興行チェーン
採点:8
感想:「歴史を揺るがす<伝説の秘宝>が蘇る!!」
試写会でこの映画を観に行った友人があまり面白くなかったなどと言っていたのであまり期待しないで観に行きましたが、あれっ、結構面白いじゃん、ってのが感想。自分の好きな「トレジャーアドベンチャー」ものであるのが理由かもしれないが、この手の映画はこれでいいんです。次から次へと謎が出てくるし、主人公たちを狙う悪役がしつこい位に追って来るし、テンポが非常に良くてそこそこ長い映画であるにも関わらず時間を感じさせません。ただそのテンポの良さに騙されがちになるかもしれませんが、謎解きの方はかなり強引です。コナンだってそんなに簡単に解けないと思います。出演した俳優陣がいいですね。歴史学者ゲイツ役のニコラス・ケイジはふけ具合といい歴史オタク、トレジャーオタクをうまく醸し出しています。そしてチェイス博士役のダイアン・キートン。これは綺麗過ぎでしょ、こんな学者いないでしょ、胸元開きすぎでしょ。最終的にオッサンのニコラス・ケイジと結ばれるあたりお約束ですが羨ましい。私が個人的に気にいったのは相棒のライリー(ジャスティン・バーサ)。コンピュータを操るクールな面を見せるが、ほとんどは三枚目的な役割。特に唯一ゲイツチェイスの二人が知らない事を自分だけが知っている機会を得た時のライリーの嬉しさといったらなかったでしょう。そりゃ、勿体ぶりたくもなりますよ、もちろんその後ちょっとしたオチが待っていましたが。
最後、財宝を手に入れることができまが、見つけても結局手に入れることができなくなる映画が多い中で、ここまで完全な形で手に入れることができた映画も珍しい。結局ゲイツは財宝も名誉も綺麗なガールフレンドまで手に入れて羨ましい事この上ない(←しつこい)。しかし、オヤジさんはどうしたんだろね、そこが少し気になりました。
この映画にはフリーメイソン、独立宣言書、テンプル騎士団、1ドル札の裏に描かれたピラミッドなど私の琴線に触れる用語やらがたくさん出てきました。ちょっといろいろ調べてみたくなると共に、自分も宝捜しに出かけたくなります。この映画のパンフレットにはこれらの用語をいろいろ解説してあったり、映画中に登場した観光名所が解説されてあったりとかなり読み応えがありました。満足。